<7月13日の日本株>
3連休を控えた週末7月13日の日本株は、朝高から後場になりさらに一段高となって大幅上昇しました。日経平均株価の終値は前日比409円39銭高の22597円35銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も上昇しましたが、上昇率は日経平均株価に大きく劣りました。
値上がり銘柄2513に対し値下がり銘柄は1136と、日経平均株価大幅高の割には値下がり銘柄がかなり多い印象です。年初来高値更新銘柄は37、年初来安値更新銘柄は63でした。
ADA指数は27.3%となり、前日の5.0%から大きく上昇しました。25日移動平均線を超えてくる銘柄がかなり多かったので、それらを買い戻ししたり新規買いしたためです。
<日経平均株価は25日移動平均線を超えたが・・・>
個別銘柄をみると、デジタルアーツ(2326)、朝日インテック(7747)、スカラ(4845)、弁護士ドットコム(6027)など、高値更新となる銘柄もそこそこありました。
また、25日移動平均線を超えて上昇トレンドに転じる銘柄も少なくありませんでした。
まだまだ、下降トレンドの銘柄が大部分ですが、少しずつ状況は改善されつつあります。
ただ、3指数をみると、日経平均株価のみが25日移動平均線を超えている状態で、TOPIXやマザーズ指数は25日移動平均線を超えていません。
値下がり銘柄の多さからも分かる通り、日経平均株価主導の株価上昇であり、個別銘柄がまんべんなく買われる相場にはなっていません。
とはいえ、高値更新銘柄や上昇トレンド銘柄が日々増えていることは間違いありません。上昇トレンド転換直後の銘柄をタイミングよく買えるよう、投資候補銘柄の日々の株価チャートチェックは欠かせません。
今後、TOPIX、マザーズ指数とも25日移動平均線を超え、個別銘柄も日々25日移動平均線超えのものが増えてくるようであれば、次第に強気に転じていっても良いのではないかと思っています。
私自身がどのくらい弱気もしくは強気になているかどうかは、ADA指数をみて確認してください。現在は、7月上旬のマイナスから一転し、だいぶプラスに転じました。完全な強気まではほど遠いものの、上昇トレンドの銘柄はしっかりと買い仕込んでいる、という状況です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。