日本株急落ー2018年7月2日の日本株

<今日の日本株>
週明け7月2日の日本株は、後場に入り下げ幅が急拡大し、日経平均株価の終値は先週末比492円58銭と大きく下落しました。
TOPIX、マザーズ指数も軒並み大きく値下がりしています。

値上がり銘柄608に対し値下がり銘柄3171と全面安に近い状態、年初来高値更新銘柄は29、年初来安値更新銘柄は217でした。

ADA指数はマイナス10.5%となり、先週末の8.6%から大幅に低下し、久しぶりのマイナス圏突入となりました。
保有銘柄が軒並み25日移動平均線を割り込んだため売却したのと、空売りを少し追加したことが主な理由です。
今は、守りを固めて嵐が過ぎ去るのを待つ、という状況です。

 

<我慢があだになるのが株式投資>
個別銘柄をみると、キャピタル・アセット・プランニング(3965)など高値更新となる銘柄もあるものの、ほとんどの銘柄は下降トレンドにあります。

そして、年初来安値更新銘柄が200を超えるなど、日本株は下げ相場真っ只中という状況です。

私は、25日移動平均線を割り込んだ保有株は直ちに売却していますが、それでもこうした環境では日々損失が膨らんでいきます。

下げ始めの段階でしっかり売却している私でさえ損失が日々膨らむわけですから、値下がりを続けている株を持ち続けている人はどれだけの損失になっているかと、心配になってしまうほどです。

中には、買った株が値下がりしても我慢して持ち続ければやがて株価が回復する、と考えている人も少なくありません。しかし残念ながら、我慢が報われない世界、我慢すればするほど損失が膨らむ世界が株式投資なのです。
今回、保有株を売ることができずに含み損が膨らんでしまっている方は、今後は同じ過ちを繰り返さないようにしてください。

今は、どうあがいても利益を出すことができない相場環境です。25日移動平均線割れで保有株を売却することを徹底していても、今年の運用成績はマイナスになってしまいます。

でも、保有株を売却せずに持ち続けて含み損が膨らんでいる投資家に比べれば、マイナス幅はかなり小さく収まっているはずです。

保有株を売却できずにいる人がマイナス20%の運用成績であるのに対し、25日移動平均線割れでしっかり売却している人がマイナス5%の運用成績であれば、もうそれだけでプラス15%の差が生じているのです。

今は運用成績がマイナスになるのは当たり前、マイナス幅をできるだけ極小化することを第一に考えるべきです。
そして、マイナス幅を極小化するために必要なのは、含み損を抱えた持ち株を我慢して保有し続けることではなく、25日移動平均線割れ直後など適切なタイミングで持ち株を売却することなのです。

全般的にはそろそろ下げ止まってもおかしくない状況ではありますが、常に「行き過ぎる」のが株式市場です。
下げ止まるはずと決めつけるのではなく、まだ下がるかも、という気持ちでいた方がよいです。いずれにせよ、上昇トレンドに転じてから新規買いや買い直しをする、と決めていれば、底値をピンポイントで当てる必要はありませんから非常に気が楽になります。

ここまで株価が下がってくると、「専門家」や「プロ」と称する人たちが色々なコメントをしますが、「逆張りのチャンス」とか「そろそろ底打ち」というコメントにはくれぐれも耳を傾けないようにしましょう。今のような状況から、さらに日経平均株価が2000円、3000円と円値下がりすることだって、起こりうるわけですから。

とにかく、「下げ止まって上昇トレンドに転じたのを確認してから買う」ことを徹底していれば、下げ相場での大きな失敗は避けられるはずです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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