決算発表の乱高下も終了へー2018年5月15日の日本株

<今日の日本株>
5月15日の日本株は、朝高後次第安の展開も、底堅い動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比47円84銭安の22818円02銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も小幅に下落しました。

値上がり銘柄1662に対し値下がり銘柄2013とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は120、年初来安値更新銘柄は42でした。

ADA指数は72.2%となり、前日と変わらずでした。ただし実態は上昇トレンドの銘柄を買い、下降トレンドになった銘柄を売るという作業をかなり行った結果、たまたまトータルでは変わらずとなった、という状況です。

 

<ストップ高になった銘柄を買いますか?>
個別銘柄をみると、ルネサンス(2378)、デジタルガレージ(4819)、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)、MCJ(6670)など、すでに高値更新となっている銘柄が上値追いとなっているものが目立ちます。

ただ、そういう銘柄ばかりでなく、高値更新後伸び悩んで下落に転じているものも多々ありますし、決算発表をきっかけに急落している銘柄も数多くあります。

本来であれば、年初来高値更新銘柄が120もあれば、かなり利益を得やすい相場環境にあるはずですが、決算発表による乱高下の最中なので、大きく下落してしまう銘柄の存在を考えると、トータルではそれほど利益を得られないという結果になっています。

決算発表は原則として5月15日で終わりましたから、乱高下も今日までで、明日以降は利益を得やすい相場環境になると期待しています。

ところで、決算発表によって株価がストップ高にまで上昇した銘柄も多々ありますが、こうした銘柄をみなさんは新規買いしますか?

私は、状況にもよりますが、基本的にストップ高になっている銘柄は25日移動平均線からのかい離が大きくなっていて、高値掴みとなる危険性があるので、買うことはしません。

例えば、アルファポリス(9467)は、決算発表前は下降トレンドだったのですが、決算発表により14日、15日と2日続けて株価がストップ高比例配分になっています。

買いたくても買えない状況が2日続いていて、おそらく今日は寄り付くものと思います。

しかし、15日終値での25日移動平均線からのかい離率は30%近くに達しており、私であればとても買える状態にありません。

でも、今日以降寄り付いて値がついたあとは、かなりの売買高が生じると思われます。

もし、デイトレードであれば、こうした銘柄は値動きが荒くなるので面白いかもしれませんが、私のように、昼間は仕事をしていて株価のチェックができない、という方は、こうした銘柄に、今のタイミングで手を出すべきではありません。

下手をすると、ストップ高で寄り付き、ストップ安で終わる・・・という最悪のケースも考えられます。

株価が急騰すると、「もっと上がりそう!」と思ってしまいがちですが、そうではなく、「ここで買って高値掴みになったら大変だ!」という気持ちでいた方が、大きな失敗を防ぐことができます。

ストップ高になり移動平均線からのかい離が大きくなった銘柄は、「縁がなかった」とあきらめ、買うとしても、今後買いタイミングがくるまで待つことが賢明です。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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