<今日の日本株>
新年度入りとなった4月2日の日本株は、堅調に推移していたものの残り30分で急に下落し、大引けではマイナスとなりました。
日経平均株価の終値は先週末比65円72銭安の21388円58銭でした。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
日経平均株価は25日移動平均線に頭を押さえられた格好です。明日以降の再チャレンジに期待したいところです。
値上がり銘柄1531に対し値下がり銘柄2128と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は66、年初来安値更新銘柄は18でした。
ADA指数は62.7%となり、先週末の51.3%から大幅に上昇しました。上昇トレンドとなる銘柄が増加したため、新規買いなどを進めたことによります。
<25日移動平均線超えの銘柄は増加中>
個別銘柄をみると、ハウスドゥ(3457)、キャピタル・アセット・プランニング(3965)、日本動物高度医療センター(6039)、ベクトル(6058)など高値更新となる銘柄も少なくありませんでした。
また、スタートトゥデイ(3092)、ヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)など、ここしばらく弱い動きが続いていた銘柄の中に、25日移動平均線を超えるものが出てきており、注目に値します。
一方、図研(6947)、りそなホールディングス(8308)などのように、全くと言ってよいほど反発の兆しを見せずにダラダラと下げ続けている銘柄もかなりの数にのぼります。
下降トレンドが続く銘柄を「割安だ」と思って買って持ち続けている投資家と、上昇トレンドが続いて高値更新となっている銘柄をしっかりと持ち続けている投資家とで、投資成績に雲泥の差がつく状況となっています。
このブログでも何度も申し上げたと思いますが、割安株は全くと言ってよいほど上昇せず、増収増益が続く成長株がいつまでも上昇する、という二極化の動きが何年も続いています。
そろそろそんな動きも終わるだろう、と思って意固地になって割安株を持ち続けていると、この二極化の動きがこれからの日本株のスタンダードになるかも知れません。
もちろん、高値掴みはさけなければなりませんが、何年もの間株価が上昇し続ける銘柄を買うことができるかどうかが、個人投資家の投資成績に大きな差を生じさせていることは間違いありません。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。