<今日の日本株>
3月8日の日本株は、後場伸び悩んだものの終日高い動きとなり、日経平均株価の終値は前日比115円35銭高の21368円07銭でした。
TOPIXも上昇、マザーズ指数は2%超の大幅上昇となりました。
値上がり銘柄1964に対し値下がり銘柄1635とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は37、昨年来安値更新銘柄は21でした。
ADA指数は46.5%となり、前日の38.7%から上昇しました。上昇トレンド転換銘柄の新規買いや上昇トレンド銘柄の買い増しなどを行いました。
<いつもおなじみの銘柄が高値更新>
個別銘柄をみると、日本M&Aセンター(2127)、ベネフィット・ワン(2412)、エン・ジャパン(4849)、ワールドホールディングス(2429)、WDBホールディングス(2475)など、本ブログではおなじみの銘柄が高値更新となっています。
また、メディカル・データ・ビジョン(3902)やイー・ガーディアン(6050)など、すでに上値追いをしていた銘柄が大きく上昇し、弾みを付けた形となっています。
その一方で、日経平均株価や大部分の個別銘柄は25日移動平均線を超えることすらできていません。
私は、本ブログでも楽天証券のコラムでもメルマガでも書籍でも、一貫して「上昇トレンドの銘柄」に投資することを推奨していて、私自身もそれを実行しています。
そうした銘柄は、上値追いをしているため、「割安株」を探している個人投資家にとっては、全く眼中に入ってこないかもしれません。
でも、残念ながら、ここ何年もの間、株価が長期間低迷している「割安株」を買っても、ちっとも株価が上がらない状況が続いているのです。
例えば最近であれば、銀行株や証券株に投資していたら、2月の安値すら割り込み、損失が拡大しているという状況です。
銀行株は配当利回りが高いですから、その中で株価が下がればどんどん「割安」になっていきます。ところが株価は一向に上がってくれません。
割安株を探して投資している方は、ぜひ「今はプロがどのような株を買っているのか?」を良く考えてください。
プロが買っている株は、好業績・高成長の銘柄なのです。そして、プロが買っている株は、買いの需要が高くなりますから株価は上昇し、上昇トレンドが続くのです。
私が上昇トレンドの強い銘柄に集中して投資している理由、それは「他の投資家が買っている」からに他なりません。
いくら割安でも、大口の投資家が買わない限り、いつまでたっても株価は上がりません。
割安な株を見つけて何年も持ち続けるというスタイルもありますが、今はそのスタイルは通用しないのです。プロが買っている好業績・高成長の銘柄に一緒に乗っかることが、日経平均株価や大多数の個別銘柄が下降トレンドの中で利益を伸ばすためには必要です。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。