強い銘柄は順調ー2018年2月21日の日本株

<今日の日本株>
2月21日の日本株は、前日比マイナスの局面もあったものの引けは小幅高で終えました。
日経平均株価の終値は前日比45円71銭高の21970円81銭でした。
TOPIXは小幅マイナス、マザーズ指数は小幅プラスとなりました。

値上がり銘柄は2044、値下がり銘柄は1601とやや値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄は72、昨年来安値更新銘柄は4でした。

ADA指数は36.4%となり、前日の35.2%から少し上昇しました。25日移動平均線を超えた銘柄を買い、割り込んだ銘柄を売るという作業を淡々としているだけです。

 

<強い銘柄に資金を集中することの是非>
個別銘柄をみると、日精エー・エス・ビー機械(6284)、SBSホールディングス(2384)、フィックスターズ(3687)、三機サービス(6044)など高値更新となる銘柄もそこそこ出現しています。

ただ、まだ下降トレンドのままの銘柄の方が多いため、ADA指数をみてもお分かりのとおり、100%の強気までには至っていません。

ここでよく聞かれるのが、「上昇トレンドの強い銘柄のみに資金を集中すれば、100%の強気に近い状態まで持っていっても良いのでは?そうすれば利益もより多く得られるはず。」ということです。

確かに強い銘柄にさらに資金を投下し、100%の強気とすれば、うまく行った場合は利益をさらに大きくすることが可能です。

しかし、もし現状の反発が終わり、再び急落となった場合、利益の減少や損失の拡大が大きくなってしまいます。

私自身、日経平均株価のトレンドにかかわらず、個別銘柄のトレンドが上昇トレンドであれば買っていきます。でも、やはり日経平均株価が上昇トレンドにあるときの方が、個別銘柄も上昇しやすいです。

例えば、2016年はじめのチャイナショックのときは、株価が急落した後一時的に反発しましたが、日経平均株価のトレンドは下降トレンドのままでした。そして、反発が終わった後再度急落し、先の安値を割り込んだのです。

このとき、反発が起きているときに、上昇トレンドの銘柄に資金を100%近く集中させたとしたら、しっかりと損切りをしたとしても、その後の急落で大きく損失を被ってしまうことになります。

私は、株式投資には攻め時と守り時があると思っています。100%攻め続けていたら、株価が急落するときや、長期下落相場ではどんどん損失が膨らんでしまいます。

今は、株価急落からの立ち上がりの局面であり、まだここから順調に日経平均株価が上昇していくかは分かりません。でも、個別銘柄の中には上昇トレンドのものもあり、高値更新しているものも目立ってきているので、無理のない範囲でそうした銘柄に投資している、これが私の現状のスタンスです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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