<1月19日の日本株>
先週末、1月19日の日本株は、上がりも下がりもせず小動き、といった状況でした。日経平均株価の終値は前日比44円69銭高の23808円06銭でした。
TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は小幅安でした。
値上がり銘柄2314に対し値下がり銘柄1383と値上がり優勢、昨年来高値更新銘柄はだいぶ減少して85、昨年来安値更新銘柄は9でした。
1月19日のADA指数は72.8%となり、前日の69.0%から上昇しました。先日のブログに記載のとおり、調整して25日移動平均線に近づいてきた銘柄を新規買いしたのが主な理由です。
<やはりテーマ株は怖い>
個別銘柄を見ると、好業績銘柄を中心に、高値更新している銘柄も少なくありません。例えばベネフィット・ワン(2412)、日精エー・エス・ビー機械(6284)、夢真ホールディングス(2362)、イーグランド(3294)、ジャパンインベストメントアドバイザー(7172)などです。
ところで、ここ最近は、いわゆるテーマ株を中心に、足元の業績に関係なく、株価が大きく上昇する銘柄が目立ちます。こうした銘柄を見ると、簡単に短期間で大きな利益をあげることができそうにみえますが、いざやってみると非常に難しいのが現実です。
それどころか、買いのタイミングが悪いと、あっという間に株価が急落し、手も足も出なくなってしまいます。
週末19日は、ここ最近株価が急上昇していたディジタルメディアプロフェッショナル(3652)がストップ安で1日に20%を超える急落となりました。高値からの下落は40%となり、それまでの順調な上昇がうそのような下落スピードです。
また、レカム(3323)という銘柄は、1月15日まで早いスピードで株価が大きく値上がりしていました。その勢いから1月16日はストップ高、553円で寄り付きました。
しかしその後株価は下げに転じ、結局はストップ安の393円で終わりました。
つまり、この株を朝方の寄り付きでストップ高553円で買った人は、1日保有しているだけで約30%の含み損を抱える結果となったのです。
その後も株価は下げ続け、1月19日の終値は315円です。553円で買って損切りしなければ、すでに40%以上の含み損です。
さらに、こうした短期間で上昇するテーマ株は、長期間の株価チャートが「山型」になりやすいです。一度天井を付けると次にそれを超えるまでに非常に長い年月がかかります。我々が生きている間は二度とその天井を超えることができない、というケースも十分に起こり得ます。
テーマ株を買うなら、上昇初期に買い、株価が下げ始めたらしっかりと売却することが重要です。株価が大きく上昇した後に買うと、上で紹介したディジタルメディアプロフェッショナルやレカムのようになりかねません。
もし、テーマ株を手掛けているもののうまく行かない、という場合は、テーマ株が自分に向いていない証拠です。テーマ株から足を洗い、好業績の銘柄を投資対象とした方が投資成果が出しやすいはずです。
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