終日軟調も底堅くー2018年1月17日の日本株

<今日の日本株>
1月17日の日本株は終日軟調ではあったものの底堅い動きでした。日経平均株価の終値は前日比83円47銭安の23868円34銭でした。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1221に対し値下がり銘柄2559と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は152、昨年来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は72.9%となり、前日の77.3%から低下しました。複数の保有株で25日移動平均線を明確に下回ったものが出たため、それらを売却したことによるものです。
特に強気の投資スタンスには変更ありませんし、今後25日移動平均線を超える銘柄が出てきた時にはADA指数80%になるまでは新規買いする予定です。

 

<急騰株に飛び乗っていては勝てない>
個別銘柄をみると、GMOペイメントゲートウェイ(3769)、キャピタル・アセット・プランニング(3965)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)など高値を更新した銘柄が数多く生じています。

また昨日は、日本M&Aセンター(2127)が久しぶりに高値更新したほか、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)やヨシムラ・フード・ホールディングス(2884)が急騰するなど、M&A関連銘柄が非常に強い動きとなりました。

ところで最近の値上がり率ランキングをみると、中低位株や新興市場銘柄で、特段株価が上昇する要素が見当たらない銘柄の急騰が目立っています。

こうした銘柄を効率的に手掛けることができる方であれば、今の相場環境は非常に利益が得られやすいのですが、いざやってみると思った以上に難しいのが実態です。

例えばファンドクリエーショングループ(3266)は、16日に株価が急騰しストップ高になりました。この動きをみて「まだまだ上がりそう」と17日の寄り付きに買ったとすると、187円です。

ところがその後株価は下落し、終値は157円でした。1日で16%もの下落です。

もし、ファンドクリエーショングループのような株価急騰銘柄を翌日の寄り付きで買うものの値下がりをしたのですぐ売って、他の急騰銘柄に乗り換えるも同じように買ってすぐ値下がりしてしまう・・・このようなことを繰り返していると、簡単に損失が膨らみます。

もしこうした株価急騰を狙うのであれば、株価が急騰する前に先回りの買いを入れておく必要がありますが、どの株がいつ急騰するかを事前に予測することは困難です。

株価急騰後の飛び乗りは危険、そして株価急騰前の先回り買いも困難・・・それならば、業績の裏付けがあり、急激な株価変動も少ない好業績株に投資した方が、おそらく良い成果が出せると思います。

今のように、値上がり率ランキングに、業績に関係なく中低位株や新興市場銘柄がズラッと並んでいる状況をみると、簡単に短期間に勝てそうに感じてしまいますが、実際はそうでもありません。

確かに自分の手掛けている銘柄が値上がり率ランキングの上位に全然入らない・・・となると焦ってしまうかもしれませんが、全くそうした心配は必要ありません。

今短期間に急騰している銘柄は、上昇もすぐに終わってしまいます。一方、業績の裏付けのある好業績株は、1日当たりの上昇率は小さいかもしれませんが、半年、1年と長い目でみると、そうした銘柄とは違い、右肩上がりに大きく上昇していることが多いのです。

くれぐれも派手な値動きをする銘柄に惑わされないようにしてくださいね。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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