<今日の日本株>
9月13日の日本株は上昇し、日経平均株価の終値は前日比89円20銭高の19865円82銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2306に対し値下がり銘柄1235と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄はさらに増加して201となりました。年初来安値更新銘柄は4でした。
今日のADA指数は72.9%となり、前日の62.1%から大きく上昇しました。上昇トレンドに転じる銘柄が相次いでおり、それらの新規買いや買い戻しを進めたためです。
個人的には、かなり強気のポジションになっています。
<強い銘柄は順調に高値追い>
個別銘柄をみると、高値更新をする銘柄が相次いでいます。スタートトゥデイ(3092)、エラン(6099)、クスリのアオキホールディングス(3549)、SEMITEC(6626)、ニチコン(6996)など、日々その動きは広がっています。
日経平均株価が大きく上昇しているときはマザーズ指数が伸び悩むことが多いことからも分かるとおり、好業績の中小型株には資金が回りにくいのですが、それでも高値更新銘柄が相次ぐということは、相場環境がかなり好転していることの表れです。
日経平均株価はいまだ明確な上昇気流に乗ったとはいいがたいですが、上昇トレンド銘柄の増加、年初来高値更新銘柄の増加など種々の状況から、ある程度強気で攻める局面と考えています。
<ちょっとよそ見をしていた間に・・・>
9月初めにかけ、明確に25日移動平均線を割り込み、下降トレンドに転じていた図研(6947)がここ数日一気に反発し、あっという間に直近高値、年初来高値を更新しました。
私自身、この銘柄をウォッチ対象としていましたが、「もう少し上昇トレンド転換が明確になってから買おう」と思っているうちに、急上昇してしまいました。
だいぶADA指数が上昇してきていたので投資する銘柄を選別する必要があり、この銘柄を買いそびれたこと自体はあきらめがつきましたが、もしこうした動きが、有力な投資対象銘柄に起きていたとしたら、痛恨のミスになりかねない動きです。
株価が急速に上昇するようなときは、1日、2日株価の動きを見逃すだけで、買いタイミングを逸することが多々あります。
この銘柄だけは「上昇トレンドになったら新規買いしたい」というものについては、しっかりと株価チャートのウォッチを継続することをお勧めします。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。