北朝鮮ミサイル発射への備えはー2017年8月28日の日本株

<今日の日本株>
週明け8月28日の日本株は、朝高も伸び悩みの動きとなり、日経平均株価の終値は先週末比2円71銭安の19449円90銭でした。TOPIXやマザーズ指数は上昇しました。

値上がり銘柄は2243、値下がり銘柄は1285と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は110、年初来安値更新銘柄は35でした。

今日のADA指数は58.2%となり、先週末の56.3%からやや上昇しました。上昇トレンドに転じた銘柄の買い戻しが主な理由です。

<北朝鮮ミサイル発射にどう備えるか>
個別銘柄をみると、アウトソーシング(2427)、日本M&Aセンター(2127)、ペプチドリーム(4587)、青山財産ネットワークス(8929)など、高値更新となる銘柄は100を超えてきて、日本株全体としての状況も改善しつつあります。引き続き、上昇トレンドの銘柄を保有継続する、という姿勢で基本的には良いと思います。

一方、今日の朝北朝鮮が日本を超えてミサイルを発射しました。この動きがエスカレートして万が一の事態ともなれば、株価への影響も大きくなるものと思われます。

これに対する備えとして考えられるのが、「投資資金のうちある程度はキャッシュで温存しておく」「プットオプションを買っておく」といったものです。
過度な警戒、つまり保有株を全部売ってしまうことまではしなくてよいとは思いますが、全資金を投じるような勝負をかける局面ではないことは確かです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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