<今日の日本株>
6月22日の日本株は引けにかけ値を下げてマイナス引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比28円28銭安の20110円51銭でした。
TOPIXは小幅下落、マザーズ指数は1%超の上昇でした。
今日の値上がり銘柄1870に対し値下がり銘柄1594とほぼ拮抗、年初来高値更新銘柄は151と高水準ながらやや減少気味、年初来安値更新銘柄は16と、こちらは低水準ながらやや増加気味の推移となっています。
今日のADA指数は77.9%となり、前日の78.8%からほぼ横ばいの動きでした。日々欲しい銘柄が出てきているので、重要度の低い銘柄との入れ替えを行い、ADA指数のこれ以上の上昇を抑えています。フルインベスト状態と考えていただければ結構です。
<強い銘柄と伸び悩む銘柄>
二極化相場は相変わらず続いていて、個別銘柄の半数ほどは下降トレンドのままと、全くと言ってよいほど株価上昇の恩恵を受けていません。
また、エニグモ(3665)のように、悪材料発生から反発の兆しを一時見せたものの、結局安値を割り込んでしまう銘柄も散見されます。
下降トレンドの銘柄は手を出さない方が賢い選択です。
では、二極化相場の「強い方」の銘柄はといえば、こちらもそこからさらに分化し、強さをキープするものと、伸び悩んでいるものに分かれつつあります。
強い銘柄は、M&Aキャピタルパートナーズ(6080)、エス・エム・エス(2175)、アカツキ(3932)など高値を更新しています。しかし、VOYAGE GROUP(3688)やJCU(4975)など、いったん25日移動平均線を割り込んだ後反発して再度25日移動平均線を超えたものの、その水準で頭打ちになってしまっているものも目立ちます。
こうした銘柄は、明確に25日移動平均線を超えてくれば買い直しをしますが、その後25日移動平均線を割り込めば損切り・売却を実行します。
ここまで強い値動きをしていたとしても、いつ天井を打つかは、後になってみないと分からないからです。
ここ数日、業績の裏付けがないにもかかわらず株価が急騰している銘柄(仕手株とか仕手系材料株と呼ばれます)が相次いでいます。
こうした銘柄は、天井をつけて急落するのもあっという間ですから、デイトレイダーなど、ずっとパソコンに張り付いていられる環境にある方以外は、手を出さない方が身のためです。もちろん、私も一切手は出しません。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。