<今日の日本株>
4月27日の日本株は、終日弱含みだったものの、底堅い動きとなりました。日経平均株価の終値は前日比37円56銭安の19251円87銭でした。TOPIXは小幅安、マザーズ指数は次第高の展開で1%以上の上昇となりました。
今日の値上がり銘柄は2207、値下がり銘柄は1270と、値上がりが優勢でした。年初来高値更新銘柄103に対し、年初来安値更新銘柄はわずか2にとどまっています。
今日のADA指数は79.5%となり、前日の78.3%から少し上昇しました。私自身、最大値が80%程度になるようにしているので、新規に買った銘柄とほぼ同額だけ売却も行い、トータルの投資金額がこれ以上増えないように調整しています。
<今日も25日移動平均線超え銘柄が続出>
昨日好決算を発表したVOYAGEGROUP(3688)や、テクマトリックス(3762)、古河電気工業(5801)など、上値追いをする銘柄が目立ちました。
また、フルスピード(2159)、ロックオン(3690)など明確に25日移動平均線を超えてきた銘柄や、アイリッジ(3917)など底打ちのチャート形状になってきた銘柄も数多く出てきています。
つまり、現状の日本株は、少なくとも日足ベースでは上昇トレンドであり、そこまで弱気になる必要はないということです。
<乗り遅れた場合はどうするか>
ADA指数をご覧いただくとお分かりのように、私は現時点では「ちょっと投資しすぎ」とも感じるくらい、投資可能資金の多くを株式に投資しています。
しかし、北朝鮮の問題、フランス大統領選挙の問題などが気になり、現時点であまり投資できていない方もいらっしゃるかもしれません。
そんなとき、株価が足元で大きく上昇している銘柄よりも、直近で25日移動平均線を上回ったばかりの銘柄を狙って投資する方が良いと思います。
その理由は、第一に、株価がすでに大きく上昇している銘柄は高値掴みになる可能性があるため、第二に、株価が25日移動平均線を超えたばかりの銘柄につき、25日移動平均線割れで損切りとすれば損失を最小限に抑えることができるためです。
でも、本当は、現時点で50%程度は株式へ資金を投下しておきたかったところです。
上昇相場に乗るのが遅ければ遅いほど、利益を得られにくくなってしまうからです。
ADA指数の推移も参考にしながら、ポジション管理を行うようにしてください。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。