<今日の日本株>
4月18日の日本株は、朝方日経平均株価が約200円上昇したもののその後は失速し、日経平均株価の終値は前日比63円33銭高の18418円59銭でした。TOPIX、マザーズ指数も同様に、上昇したものの朝高後失速気味の推移となっています。
それでも、今日の値上がり銘柄は2797、値下がり銘柄は741と、全面高に近い状況でした。そして年初来高値更新銘柄が36とやや増加、一方年初来安値更新銘柄は一気に減少して21となり、久しぶりに高値更新銘柄数が安値更新銘柄数を上回りました。
今日のADA指数は29.4%となり、前日の16.8%から大きく上昇しました。反発して25日移動平均線を上回る銘柄が多く生じたため、新規買い、ヘッジ空売りの買い戻しなどを実行しました。さらに、上昇トレンド銘柄の追加買いも行いました。
<高値更新銘柄も目立つ動きに>
今日の個別銘柄は、強い動きのものが目立ちました。
エス・エム・エス(2175)、ベネフィット・ワン(2412)、テー・オー・ダブリュー(4767)など25日移動平均線を再度超えてきた銘柄も多くありましたし、エスフーズ(2292)、アライドアーキテクツ(6081)、ベルク(9974)などのように高値更新となった銘柄もありました。
日経平均株価など株価指数は伸び悩みましたが、個別銘柄の動きをみると、かなりよい動きになってきました。
<個別銘柄の多くは底打ちか>
上でも取り上げたように、先日は600を超えていた年初来安値更新銘柄が21まで減少しています。さらに、年初来高値更新銘柄の方が上回っている状況からすると、多くの個別銘柄は、一旦の底打ちをした可能性が高いと思っています。
ただ、底打ちしたならどの銘柄を買っても良いかといえばそうではなく、弱い銘柄の場合、底打ちはしたけれども株価の本格的な上昇まではつながらないこととなってしまいます。
今年に入ってから、個別株相場が続いているため、上がらない銘柄は本当に上がりません。やはり、いち早く25日移動平均線を超えてきている強い銘柄を中心にポートフォリオを組み立てるのが、今の相場環境では有利と感じます。
下降トレンドの銘柄への新規買いをしてもよいですが、その場合、直近安値を下回ったら損切り、とするようにしましょう。本当に底打ちしたかどうかは、後になってみないと分かりませんから、リスク管理は十分に行うようにしてください。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。