<今日の日本株>
4月5日の日本株は小幅に反発しました。日経平均株価の終値は前日比51円02銭高の18861円27銭でした。TOPIXもほんのわずかに反発、マザーズ指数も反発しました。
値上がり銘柄1423に対し値下がり銘柄2056とやや値下がり優勢でした。年初来高値更新銘柄はさらに減少して28、年初来安値更新銘柄は300と相変わらず高水準です。
今日のADA指数は21.0%となり、前日の26.7%からさらに低下しました。保有株に25日移動平均線を割り込むものが目立ちましたので、それらを売却しました。さらに、25日移動平均線を割ってはいないものの、株価チャートの形状が明らかに悪いものについては、保有株の一部を売却しました。
<意外と25日移動平均線超えの銘柄も出現>
相変わらず個別銘柄によって値動きはバラバラですが、圧倒的に多いのが下降トレンドの銘柄です。
山一電機(6941)、エフアンドエム(4771)など、今日になって25日移動平均線を割り込んだ銘柄も結構ありました。
一方、ジェイエイシーリクルートメント(2124)やクルーズ(2138)、ニトリホールディングス(9843)など、順調に上昇を続けている銘柄もあります。また、サイバーエージェント(4751)やエムスリー(2413)など、本日25日移動平均線を超えてきた銘柄もあり、こうした銘柄は新規買いしてもよいでしょう。
<テクニカルでみれば短期的には反発するタイミングだが・・・>
本日時点で、6日騰落レシオは43.4%、25日騰落レシオは88.4%まで低下しています。25日騰落レシオの今年最低は2月9日の87.9%ですから、ここらで日本株は反発しても何らおかしくありません。
しかし、本格的な下落に突入するならば、現時点の株価水準では下げ止まらず、さらに下落が続くことになります。
下げ止まるのか、底割れしてしまうのか、それを予想するのは無理です。ではどのように対処するか、あくまでも個別銘柄ベースで株価のトレンドを判断し、上昇トレンドになるまでは手を出さないこと、そして資金管理の面からも、投資可能金額の30%程度、どんなに多くても50%程度に抑えておくのが安全です。
おそらく、ここから反発するならば、強い銘柄からいち早く25日移動平均線を上回ってくるでしょうから、そうした銘柄については新規買い・買い直しをしても良いと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。