<今日の日本株>
3月22日の日本株は、アメリカ株安+111円台の円高を嫌気して朝方から大幅安の展開となりました。日経平均株価の終値は前日比414円50銭安の19041円38銭でした。TOPIXも大幅安、マザーズ指数も同様です。
値上がり銘柄468に対し、値下がり銘柄は3205であり、ほぼ全面安の展開です。昨年来高値更新銘柄は34と一気に減少しました。昨年来安値更新銘柄は1です。
今日のADA指数は49.2%となり、前日の69.4%から大きく減少しました。25日移動平均線を明確に割り込む銘柄が続出したため、それらを売却したのと、若干ですが純粋な空売りも一部銘柄に実行しました。
<多くの銘柄が25日移動平均線を明確に割り込む>
今日は指数同様、個別銘柄の多くも株価が大きく下落し、25日移動平均線を明確に割り込むものが相次ぎました。
丸紅(8002)、野村ホールディングス(8604)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など、金融・証券を中心に明確に25日移動平均線を割り込んでいます。
ただ、GMOクラウド(3788)、エニグモ(3665)、エラン(6099)など、株価が上値追いを続けている銘柄もあり、こうした上昇トレンドの銘柄を売却する必要はありません。
また、今日下落したものの、上昇トレンドを維持している銘柄も多く、それらも上昇トレンドが続く限り保有でよいと思います。
日経平均株価が25日移動平均線を明確に割り込んだからといって、全ての個別銘柄を売却する必要はありません。25日移動平均線を割り込んだ銘柄から、粛々と売却していけばよいだけです。
いつ株価の下落が止まり反転上昇に転じるかは分かりません。現時点で全ての銘柄を売却してしまうと、仮に明日以降急反発した場合、利益を得るチャンスを失ってしまうからです。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。