<今日の日本株>
週明け3月6日の日本株は、朝方からマイナス圏で推移し、日経平均株価の終値は先週末比90円03銭安の19379円14銭でした。TOPIXも下落しましたが下落率は日経平均株価より小さくなりました。マザーズ指数は上昇しています。
値上がり銘柄は1780、値下がり銘柄は1651とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は132、昨年来安値更新銘柄は1でした。
今日のADA指数は78.7%となり、先週末の76.7%から少し上昇しました。上昇トレンドにある銘柄をいくつか新規買いしたことなどによるものです。
<日経平均株価は値下がりしたが・・・>
日経平均株価は値下がりしましたが、個別銘柄の動きはまさにバラバラです。レオパレス21(8848)、いちご(2337)、GMOインターネット(9449)などは弱い動きが続いています。
一方、DMG森精機(6141)、スター・マイカ(3230)、フルスピード(2159)、ファーストロジック(6037)などは強い動きとなっています。レーサム(8890)、スミダコーポレーション(6817)など、足元で上昇が加速している銘柄も目立ってきています。
私の感覚では、明確な上昇トレンド:横ばい・かろうじての上昇トレンド:下降トレンドの銘柄がそれぞれ4:3:3程度の割合、という印象です。
そして、明確な上昇トレンドの銘柄が上値追いを続けているという状況です。
日経平均株価とマザーズ指数のチャートを見比べてみてください。モタモタしている日経平均株価に比べて、マザーズ指数はきれいな上昇トレンドを描いていることが分かると思います。これが今の日本株の状況を端的に表しています。つまり、新興市場銘柄や中小型株が強いという流れが続いているのです。
実は私のポートフォリオは今日は非常に好調で、日経平均株価が値下がりする中、運用成績は11月中旬からのトランプ相場がスタートして以降の最高を更新しています。おそらく、どの銘柄に投資するか、もっといえば明確な上昇トレンドの銘柄にどれだけ投資できているかで、運用成績が大きく違ってくるのが今の相場です。
日経平均株価が明確な上昇トレンドとならない限り、この動きは今後も続くと想定されます。「割安」だからといって、下降トレンドの銘柄ばかりをいつまでもかかえこんでいると、せっかくのチャンスを逃してしまうことになりかねません。
今は良好な相場環境であることは間違いありませんから、利益を上げやすいときにはしっかり利益を上げておく、ということが重要だと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。