<今日の日本株>
2月8日の日本株は上昇し、日経平均株価の終値は前日比96円82銭高の19007円60銭と、19000円台を回復しました。TOPIX、マザーズ指数も上昇し、特にマザーズ指数はきれいな上昇トレンドが続いています。
値上がり銘柄2229に対し値下がり銘柄1188と値上がり優勢でした。昨年来高値更新銘柄は60、昨年来安値更新銘柄は3でした。
今日のADA指数は59.1%となり、前日の61.2%からやや低下しました。25日移動平均線を明確に割り込む銘柄がポロポロでてきており、それらを売却したことなどによるものです。
<個別銘柄はまちまちな動き>
今日はTOKYO BASE(3415)やアライドアーキテクツ(6081)などが大きく下落する一方、マイネット(3928)は25日移動平均線を割り込むことなく反発となっていて、理想的な動きになりつつあります。
また、JCU(4975)がおよそ2年ぶりに高値を更新したり、昨年11月下旬に高値を付けた後いち早く調整局面に入っていた銘柄の1つであるユニチカ(3103)が久しぶりに明確に25日移動平均線を上回ってきているなど、注目すべき動きも出ています。
私のポジションはある程度新興市場銘柄を組み入れているため、日経平均株価とマザーズ指数を足して2で割ったようなパフォーマンスになることが多いです。現状、トランプ相場が始まって以降の高値圏で利益が推移しています。
日によって値下がりする銘柄、値上がりする銘柄がいろいろありますが、それらをトータルして高値圏での利益水準が維持されています。
これは、やはり上昇トレンドが続く強い銘柄のみを保有しているためと思います。弱い銘柄は弱いため、それらに固執すると逆に損失が膨らみかねません。
特に、今のような方向性の乏しい相場では、弱い銘柄は避けることが肝要と感じます。
為替レートは円高気味の推移が続いていますし、日米首脳会談の内容待ちという雰囲気も強いため、指数は方向感の乏しい動きとなっていますが、個別銘柄に着目すれば、意外と悪くない相場環境が続いています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。