<今日の日本株>
2月6日の日本株は、朝高後は伸び悩んだものの底堅い動きとなり、日経平均株価の終値は先週末比58円51銭高の18976円71銭でした。TOPIX、マザーズ指数も上昇しました。
値上がり銘柄2148に対し値下がり銘柄1321と、値上がり銘柄が優勢でした。昨年来高値更新銘柄は93と、少し盛り返してきました。昨年来安値更新銘柄は9で、少しだけですが増えてきています。こうした銘柄を「値ごろ感」だけで安易に買わないようにすべきと個人的には思います。
今日のADA指数は65.4%となり、先週末の60.2%から上昇しました。上昇トレンドの銘柄をいくつか新規買いしたり、すでに保有している銘柄を追加買いしたりした結果です。
<日本株はそれほど悪くはないように思える動き>
日経平均株価は19000円割れが続き、25日移動平均線も回復できていませんが、個別銘柄をみると、順調に上昇トレンドが続いているものも数多くあります。日特エンジニアリング(6145)のように、ずっと上昇トレンドが続いているところに好決算発表で上昇加速、といったケースも目立ち、こまめな利食いよりも、上昇トレンドが続く限りじっくり保有する方が功を奏するように感じています。
もちろん、下降トレンドにある個別銘柄も多いのですが、それらは上昇トレンドに転じるまでは無視し、現在上昇トレンドを継続している銘柄を中心にポートフォリオを組むことが、現状では望ましい戦略と思いますし、私自身がそうしています。
<マイネット株でみる押し目買いのタイミング>
マイネット(3928)は、2月1日の5090円から2月2日の3565円まで急落しましたが、本日現在は3900円まで反発しています。
2月1日時点では、25日移動平均線からのかい離が大きすぎ、とても手を出せる形ではありませんでしたが、今なら押し目買いのチャンスといえます。
仮に3900円で買ったとして、直近安値3565円を割れたら損切りとすると、損切りとなった場合の損失率は8%台でとどまります。(25日移動平均線は3644円ですが、直近安値からの距離が小さいので、私なら直近安値割れを損切り価格に設定します)
この損失率を大きいとみるかどうかは個々人の感覚ですが、私は、損切りが10%以内で済むようであれば、新規買いを検討します。
もし、欲しかった銘柄が急騰して手が届かなくなった後、株価が下がって25日移動平均線に近付いたときは押し目買いのチャンスです。あきらめずに日々株価をウォッチしておきましょう。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。