<2月3日の日本株>
週末2月3日の日本株は小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比3円62銭高の18919円20銭でした。TOPIX、マザーズ指数も小幅上昇となりました。
値上がり銘柄は1773、値下がり銘柄は1641とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は61、昨年来安値更新銘柄は6でした。
2月3日のADA指数は60.2%となり、前日の64.2%から少し低下しました。決算発表等に伴い25日移動平均線を明確に割り込む銘柄がいくつかあったため、売却したことなどが影響しました。
<全般軟調だが上値追いの銘柄も少なくない>
現状、私がウォッチしている銘柄から推測すると、上昇トレンドの銘柄は全体のおよそ30%ほどと思われます。私自身も、上昇トレンドの銘柄に絞って投資していますが、失速して下降トレンドに転じるものももちろんある一方、上値追いをする強い銘柄も少なくありません。
例えば、アライドアーキテクツ(6081)、リンクアンドモチベーション(2170)、フルスピード(2159)、TOKYO BASE(3415)などです。
これらの銘柄は、日経平均株価が軟調だった今週もほとんど株価が下がらず、上昇トレンドを維持していました。
現在のように全般が軟調気味で、方向感が出ないようなときは、強い銘柄を追いかけないとなかなか利益を得ることができません。上記のような銘柄は、日経平均株価が下がろうが円高が進もうが、上昇トレンドが続く限り保有を続けることで、より利益を伸ばすことができます。
引き続き、上昇トレンドにある強い銘柄の保有を続け、下降トレンドに転じたらすぐに売却、逆に上昇トレンドに転じた銘柄は新規買いをする、といういつも通りの動きをしていれば特段問題ないと思います。
個人的には、銀行株や証券株が直近高値を超えてくるタイミングを待っています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。