ご質問の回答(16)

質問 (※一部伏せております)

足立先生、2冊の書籍とブログや楽天証券のコラムを参考にさせていただき、投資スタイルの確立を模索しております。いつもありがとうございます。

保有する銘柄の数と分散の仕方ついて質問させてください。

1.
個人投資家は管理が行き届かなくなるので、保有するのは20程度が良いという意見がありますが、どう思われますか。
2.
銘柄が偏らないように、市場や業種を分散した方がいいと思われますが、先生はそれを意識してポートフォリオを組んでおられますか。

私は〇〇円の資金で、トレンドが良いと思われる17銘柄を現在所有しております。金額ベースで新興市場銘柄が2割、内需関連株が4割くらいです。

ご回答いただけますと幸いです。お手数をお掛けしますが、何卒よろしくお願いいたします。

 

<回答>
1.私も20銘柄くらいで丁度良いと思います。
私自身は銘柄数が非常に多くなってしまっておりますが、これは私の悪い癖で、直りそうもないのでそのままやっています。
20銘柄程度で抑えられるならば、それでよいと思います。よほど銘柄選びがうまくない限り、20を30,40と増やしても、パフォーマンスはほぼ同じになります。

2.私は日々400銘柄ほどの株価チャートをウォッチしておりますが、これは業種・市場がまちまちです。したがって、「ウォッチしている銘柄」は分散されています。
しかし、実際は、それらの中から上昇トレンドの銘柄を選んで投資します。その際、新興市場株に偏る場合もありますし、内需に偏る場合、外需に偏る場合もあります。
私自身、下降トレンドの銘柄はよほどの例外以外は絶対に保有しませんので、結果として上昇トレンドの銘柄の業種・市場が偏ることにより、保有銘柄の業種・市場が偏ることもあります。

その場合、偏った市場・業種のバランスを取るようなことはしません。
無理にバランスを取ると、弱い銘柄も入れることになりますから、その分パフォーマンスは落ちると思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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