<1月27日の日本株>
前日の大幅高を受けた週末1月27日の日本株は続伸となり、日経平均株価の終値は前日比65円01銭高の19467円40銭でした。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しました。
値上がり銘柄が1858に対し値下がりが1587と、値下がりもかなり多い印象でした。昨年来高値更新銘柄は154と、そこそこ高水準をキープしています。昨年来安値更新銘柄は1です。
1月27日のADA指数は76.4%となり、前日の70.1%からさらに上昇、私自身が決めている投資上限に近付きつつあります。
<基本戦略は強気継続>
日経平均株価は直近高値は超えていませんが、25日移動平均線は超えています。また、個別銘柄では昨年来高値更新銘柄が154あることから分かるように、直近高値を超えて上値追いをしている銘柄も数多くあります。そうした、上値追いをしている銘柄は、上昇トレンドが続く限り保有を続け、利益を伸ばしていくべきです。
個人的には、JUKI(6440)や日東電工(6988)などのように、トランプ相場開始後大きく上昇し、年末年始にかけ1ヶ月程度株価が調整し、最近になって直近高値を超えて再び上昇をはじめた銘柄の出現は、強気相場が続いている表れだと思っています。
これで、銀行株や証券株も直近高値を更新してくれば本物です。
<ソフトバンクが日経平均株価をけん引するか>
日経平均株価は、一握りの銘柄の株価の変動に大きく左右される指数です。代表格はファーストリテイリング(9983)とソフトバンク(9984)です。
以前は、ファーストリテイリングが上値追いをする形で、日経平均株価の上昇をけん引していったことが多かったですが、足元ではファーストリテイリング株は軟調な動きです。
一方、ソフトバンク株は上値追いを続けていて、ここ1ヶ月のソフトバンクとファーストリテイリングの株価は逆相関のような形になっています。
仮に日本株が大相場になって日経平均株価も大きく上昇するなら、日経平均株価への影響度の高いこれら2銘柄も大きく上昇するはずです。
しかし、足元の2銘柄の動きをみると、本命はソフトバンクなのだろうと感じます。
上昇相場にもいろいろあり、日経平均株価などの指数や、一部の銘柄のみ上昇し、それ以外は全く上昇しない、というケースもあります。
そんな場合にも備えるため、私はソフトバンク株への投資は外せないと思っています。もちろん下降トレンドに転じたら売却しますし、100%成果を保証することなどできませんが、私は今のところソフトバンクを非常に強気にみています。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。