今日の日本株(2017年1月30日)

<今日の日本株>
週明け1月30日の日本株は下落し、日経平均株価の終値は先週末比98円55銭安の19368円85銭でした。TOPIXも下落しましたが、マザーズ指数は1%以上の値上がりとなっています。

値上がり銘柄1816に対し値下がり銘柄1651とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は107と先週末に比べ減少となっています。昨年来安値更新銘柄は1でした。

今日のADA指数は76.7%となり、先週末の76.4%とほぼ変わらずでした。多少の銘柄入れ替えを行った程度です。

<個別銘柄によってバラバラな動き>
個別銘柄の株価チャートをみると、銘柄によって動きがバラバラになっています。SUMCO(3436)、クレスコ(4674)、アイ・アールジャパンホールディングス(6035)、GMOクラウド(3788)、マイネット(3928)などは順調に上値追いをしています。一方、いちご(2337)、バリューHR(6078)など、下落が続いているものも少なくありません。

また、決算発表を受けて株価が大きく変動する銘柄も目立ちます。M&Aキャピタルパートナーズ(6080)はストップ高になりましたが、合同製鐵(5410)は大きく値下がりしました。

結局のところ、日経平均株価も明確に直近高値を超えることができずに再度もみ合いの状況になりそうですし、まだ方向性が明確になっていないというのが現状です。

したがって、あくまでも個別銘柄ごとに、株価のトレンドに従って判断を行いましょう。明確な上昇トレンドであれば保有を継続しますが、25日移動平均線でうろうろしている銘柄については、明確に25日移動平均線を上回る、直近高値を超えたら買うなど、方向性が明確になった段階でアクションを起こした方がよいと思います。
本稿を書いているのは31日朝ですが、アメリカ株は下落し、日経平均先物も大きく下がっています。
くれぐれも、「我慢して持ち続けていればいつかは上がる」などという甘い考えは持たないようにしてください。「上がり始めたら買う」ようにすればよいだけです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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