12月16日の日本株と今週の投資戦略

<12月16日の日本株>
週末12月16日の日本株は終日強含みの展開となり、日経平均株価は前日比127円36銭高の19401円15銭で引けました。TOPIXも上昇しましたが、マザーズ指数は下落しています。
値上がり銘柄は2057に対し、値下がり銘柄は1436と、やや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は229、年初来安値更新銘柄は2でした。

16日のADA指数は73.6%となり、前日の72.7%から微増でした。25日移動平均線を割り込んだものを売却し、逆に超えてきたものを新規買いするという銘柄入れ替えを行いました。

<特に戦略の変更はなし>
騰落レシオは前日の過去最高値165.5%から下がり、156.0%となりました。ただ、ここまで大相場となってくると、騰落レシオの異常値はあまり気にする必要もありません。
つまり、上昇トレンドを維持している銘柄を保有し続けるだけでよいのです。
短期的な調整が入ると思われていた銀行株や証券株なども、ほとんど株価が下がらず推移しています。確かに25日移動平均線からのかい離率は大きいままですが、保有を続ける分には、よほど急騰してかい離率が異常値に達するようなことがなければ特に気にしなくてよいでしょう。
特に戦略面で変更はありませんが、逆に考えれば、戦略面で変更の必要がないほど順調な相場であるということです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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