<今日の日本株>
12月14日の日本株は小動きとなり、日経平均株価の終値は前日比3円09銭高の19253円61銭となりました。TOPIXは小幅下落、マザーズ指数も下落しました。
値上がり銘柄数1502、値下がり銘柄数1926とやや値下がり優勢、年初来高値更新銘柄157、年初来安値更新銘柄は1でした。相変わらず年初来高値更新銘柄は高水準ではあるものの、300銘柄超えをしていた数日前よりはややトーンダウンしてきています。
今日のADA指数は75.4%で、前日の76.1%とほぼ変わらずでした。ヘッジ空売りをしていた内需系優良株などのヘッジを外すことによりADA指数が上昇してしまうので、全体調整として他の保有銘柄を一部売却し、なんとかADA指数自体は横ばいになるようにしました。現時点で100%強気であることには変わりありません。
<アメリカは利上げ決定>
さきほどアメリカFOMCにて、利上げが決定しました。これを受けて、アメリカ株はやや反落しているものの、為替レートが116円台にまで達し、円安がさらに進行しています。ただし、シカゴ日経平均先物はそれほど上昇してはいません。
ここ数日強かった内需系優良株は、陰線を引くものが目立ちました。ベネフィット・ワン(2412)、MonotaRO(3064)、テクマトリックス(3762)、CYBERDYNE(7779)など、25日移動平均線を明確に上回った後、陰線引けで伸び悩みの状態です。また、マザーズ指数も同じように、高寄り後下落しています。
今日1日の動きだけではなんともいえませんし、クックパッド(2193)のように、底練りから上放れとなるものもありますが、もともと内需系優良株は、今回の上昇の中心からは外れていますから、反発もこの程度で終わってしまう可能性もあります。
それでも私は淡々と、25日移動平均線を明確に超えれば買い、割り込めば売りとするだけです。
下がりそうでなかなか下がらない相場が続いています。ここ1ヶ月間強かった銘柄は、大した調整もいれずに再び上値追いとなる可能性も大いにあります。下手に利食いをするより、上昇トレンドが続く限り保有を続けていた方が、あまり買った、売ったとドタバタするよりはよいのではないかと思います。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。