ご質問の回答(9)

足立先生、いつもブログ拝見して参考にさせていただいております。一つ疑問に思った点がありましたので質問させていただきます。
基本的には移動平均線から10%を超えた銘柄はリスクが高くなるので新規買いはお勧めできないというのはよくわかるのですが、例えば移動平均線越えで一部買い、5%越えで追加買いし、さらに10%越えで追加買いというような積み立てで購入するというようなやり方はどうお考えになりますか。よろしければ先生のお考えを教えていただけるとうれしいです。どうぞよろしくお願いいたします。

(回答)
いわゆる「ピラミッティング」という投資手法で、株価上昇に合わせてポジションを積み増していくものです。私も結構よくやります。例えば25日移動平均線から+2%で新規買い、その後株価が順調に伸び+5%になったところで追加買い、というイメージです。
しかし、10%超えでの追加買いは、私ならどうしても欲しい銘柄で高値掴み覚悟、という場合を除き実行しません。
また、横ばい相場の場合、追加買いした後株価が下落して損切りとなった場合、追加買いしないよりも損失が大きくなります。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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