<今日の日本株>
週明けかつ月末の10月31日の日本株は、日経平均株価が午前中100円超下げる場面もあったものの、引けにかけて締まり、終値は先週末比21円39銭安の17425円02銭でした。TOPIX、マザーズ指数は小幅高でした。
個別銘柄をみると、値上がり1700に対して値下がり1708とほぼ拮抗、しかし強いものは強く、年初来高値銘柄が180にまで増えてきました。年初来安値銘柄は6です。
今日のADA指数は68.2%となり、先週末の71.4%から少し低下しました。そろそろ騰落レシオがピークをつけ(10/25:146.5%→本日134.6)、利益を得にくい環境が到来すると感じたため、保有することにあまり重要性を感じない銘柄については売却しました。
<「強い銘柄」にうまく乗れていますか?>
今日は年初来高値銘柄が180に達していますから、本来なら私の含み益もガンガン増加しても良さそうなものですが、最近の推移をみると本当にずっと横ばいのままという状態です。
先日会った個人投資家仲間は、ここ最近の上昇でかなり利益が出ていると言っていましたから、やはりどの銘柄を選んだかでパフォーマンスが大きく違ってきているということでしょう。皆さんは年初来高値を更新する「強い銘柄」にうまく乗れていますでしょうか?
私が日々ウォッチしている400銘柄の中には、年初来高値を更新する銘柄はそれほど多くありません。逆に株価が上昇トレンドになったと思ったらすぐに頭打ちになってしまう銘柄も少なくないので、そうした銘柄の損切りがかさむことでトータルではほとんど利益が伸びないという状態です。
そこで、強い銘柄の傾向を探してみましたが、意外と業種ごとののくくりではそれほど特徴が出ておらず、あくまでも個々の銘柄として強いものは強いという感じで、あまりつかみどころがありませんでした。
そんな中、上場して間もない銘柄の中から強い動きとなっているものが目立っており、例えば7月下旬に上場したリファインバース(6531)もその1つです。日足チャートをみると、9月中旬ごろに2500円どころでの買いタイミングが到来していて、そこから上昇トレンドが続いて今に至っています。本日の終値5530円、25日移動平均線は5000円強の水準ですから、仮にここから株価が下落して25日移動平均線を下回っても、2500円で買ったものを5000円で売るという形になり、1ヶ月半で100%の利益となります。
今からこの銘柄を買うのはすでに遅い感もありますが、おそらく新規上場してまだあまり時間が経っていない銘柄の中に、「お宝候補」がありそうです。それは今後についても同じはずであり、私自身も、新規上場銘柄のウォッチを強化しないといけないと感じました。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。