今日の日本株(2016年10月3日)

<今日の日本株>
10月3日の日本株は反発し、日経平均株価の終値は先週末比148円83銭高の16598円67銭でした。TOPIXも反発しましたが上昇率は日経平均株価よりも小さくとどまっています。マザーズ指数も小幅反発です。
日経平均株価は狭いレンジでの上げ下げを繰り返しており、「鯨幕相場」の様相を呈しています。方向感のない展開が続いていますが、上昇トレンドにある個別銘柄は多いため、そうした銘柄に絞った投資が有効であることは先週と変わりません。今日は年初来高値更新銘柄66に対して年初来安値更新銘柄19であり、個別銘柄ベースでみればある程度の強気を維持する局面と考えます。
今日のADA指数は65.8%となり、先週末の62.4%から少し上昇しました。私のウォッチ銘柄では上昇トレンドの銘柄がかなり増えているため、銘柄の取捨選択が必要な段階に来ています。やはりウォッチ銘柄の中にも優先的に投資したいものがあり、そうした銘柄が上昇トレンドに転じた場合、他の銘柄を売却して乗り換えることも積極的に行っています。それをしないとADA指数が際限なく上昇してしまいますが、現状では70%が上限と考えていますので、欲しい銘柄が生じたら他の銘柄を売却することで対応しています。

<新規買い・売却のタイミングにある銘柄>
日本株全体としては方向感に乏しい展開が続いていて特筆すべき事項もありませんので、本日は皆様からのご要望が高い、「新規買い」や「売却」のタイミングにある銘柄をご紹介したいと思います。下記の銘柄は、本日(10月3日終値)をもって新たに「新規買い」もしくは「保有株の売り」と私が判断するものです。日足チャートをご覧いただき、具体的な買い・売りのタイミングのイメージをつかんでいただければ幸いです。
〇新規買い
・ユニバーサルエンターテインメント(6425):明確な25日移動平均線超え
・MonotaRO(3064):9/14直近高値2804円超え+明確な25日移動平均線超え
・スミダコーポレーション(6817):明確な25日移動平均線超え(ただし二番天井の恐れもあるため直近高値1067円(9/9)超えを待っての新規買いないし追加買いも一考)
・メック(4971):明確な25日移動平均線超え+直近高値超え
・日本商業開発(3252):直近高値超え(25日移動平均線とのかい離率10%以内)
〇保有株の売り
・ディー・エル・イー(3686)、UMNファーマ(4585)、モバイルファクトリー(3912):いずれも明確な25日移動平均線割れ
原則としては終値ベースで上記を判断し、翌日寄り付きで成行注文を実行しますが、新規買いの場合は気配値が高すぎる場合見送ることもあります。売りの場合は気配値が高いならば前日安値割れで売却とする逆指値注文に切り替えることもあります。
また、今日(10月3日)の前場引けの段階で同じような形(明確な25日移動平均線超えとか明確な25日移動平均線割れ)となっている場合は、大引けを待たずに昼休み中に注文を出してしまうこともあります。
なお、新規買いの銘柄については25日移動平均線割れで売却(損切り)、売りの銘柄については25日移動平均線超えで買い直しとします。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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