<今日の日本株>
7月26日(火)の日本株は米株安および円高を嫌気して大きく下落し、日経平均株価は前日比237円25銭安の16383円04銭で終えました。TOPIX、マザーズ指数も下落しました。
今日のADA指数は35.9%となり、前日の44.4%から大きく低下しました。日銀金融政策決定会合、第1四半期決算の本格化を前に、弱い銘柄は積極的に減らして身軽にしておくようにしました。
最も危険なパターンは、追加緩和の期待感から日銀金融政策決定会合前に株価が上昇し、会合後にゼロ回答による失望売りや、緩和実施でも材料出尽くしによる売りがでて株価が大きく下落することです。それに比べれば、イベント前に株価が調整するのはまだ望ましい方向だと思います。
<テーマ株の高値掴みの末路>
今日は前日に続きポケモンGO関連株の一角が大きく崩れ、サノヤスホールディングス(7022)は連日のストップ安でした。昨日は朝方865円まで上昇していましたが、突然売り気配となり、そのままストップ安で終わりました。今日は一度ストップ安で寄り付きましたがその後再び売り気配で終わっています。
つまり、昨日865円近辺でサノヤスホールディングス株を買って今日まで放置していたら、すでに買値から40%も下落していることになります。私は先日の本ブログにおいて、25日移動平均線からのかい離率が異常に乖離している状態で新規買いするのは絶対勧めないと書きましたが、それはまさにこのようなことが起こるからなのです。
しかも、昨日は突然売り気配になりましから、日中株価を見れる方がデイトレードしていたとしても、売り逃げることができなかったはずです。やはりテーマ株は、初動に乗り遅れたらあきらめて手を出さないのが得策です。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。