今日の日本株(2016年4月21日)

<今日の日本株>
4月21日の日本株は大幅高となり、日経平均株価は前日比457円08銭高の17363円62銭で引けました。TOPIX、マザーズ指数も上昇し、ほぼ全面高の展開でした。
今日のADA指数は65.6%で、前日の54.8%から大きく上昇しました。直近高値超えで逆指値の買い注文を入れている銘柄が今日は次々とヒットしたため、買い過ぎの状況となってしまいました。そこで一部銘柄は売却して銘柄入れ替えを実施しました。それでもADA指数は65%台というかなり高いところまで来ました。
現状は、上昇トレンドの銘柄が多すぎて、ウォッチ銘柄の中でどの銘柄を買って保有するかを取捨選択するような状況です。これは市場全体が明らかな上昇トレンドにあるという証です。

<ついに3月高値を突破した日経平均株価>
日経平均株価はこれまで、3月につけた直近高値17291円35銭を超えずにいましたが、今日の大幅高でついにこれを突破してきました。TOPIXも同様です。
突破したといってもまだ70円ほどですから、ここから明日以降下げれば二番天井の形になってしまいます。でも、二番天井になるのか、続伸するのかは神のみぞ知ることですから、上昇トレンドの銘柄は保有を続け、新たに上昇トレンドになった銘柄を新規買いするという作業を粛々と続けるだけです。
昨日も書きましたが、日銀金融政策決定会合の前に、あまり株価が高騰しすぎてほしくないと個人的には思っています。仮に追加金融緩和が発表されても材料出尽くしで反落、追加金融緩和が出なければ出ないで悪材料として反落、というようにどちらに転んでも結局下げる、という形になりかねないからです。
私は今のところポジション整理はしていませんが、もしここからさらに上昇を続けるのであれば、日銀金融政策決定会合の前にはせめてADA指数を60%以内に抑えるべくポジションを調整をしたいと思います。具体的には、25日移動平均線からのプラスかい離が小さい(つまり買った後に株価が伸び悩んでいる)銘柄を売ったり、5000株保有している銘柄の1000株や2000株を売る、というようにです。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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