今日の日本株(2016年3月28日)

<今日の日本株>
3月決算の権利付最終売買日である3月28日の日本株は上昇、日経平均株価は先週末比131円62銭高の17134円37銭で引けました。一時先週末比マイナスとなる場面もありましたがすぐに切り返して高値圏での引けとなりました。
今日のADA指数は56.1%と、先週末の55.0%とほぼ変わらずでした。少し銘柄入れ替えをした程度で、これまでと変わらず、上昇トレンドにある銘柄の保有を続けています。
今日の値上がり銘柄2383に対し、値下がり銘柄も1119あり、決して全面高の相場ではありませんでした。私の保有株も高安まちまちであり、日経平均株価の上昇ほどは利益が増えませんでした。

<配当権利落ち後の動きに注目>
明日3月29日は、配当権利落ちとなりますので、実質的には配当権利落ちを加味した本日の日経平均株価は約17000円となります。この配当権利落ち分をどれだけ早く埋め戻すことができるかが、日本株の強さをはかるバロメータとなります。
仮に、明日の日経平均株価がプラスで引ければ、明日1日で配当権利落ちを埋めたことになり、先行きに期待が持てます。
いまだに、日経平均株価は3月14日の17291円35銭の戻り高値を明確に超えることができていません。その一方、25日移動平均線を割ることなく推移しています。だいぶ株価が煮詰まった状態であり、ここから上下どちらに動いてもおかしくありません。もし上に抜けたら強気、25日移動平均線を割り込んだら二番底形成へ向けてさらなる下落に注意、という感じです。大きめの勝負に行くのであれば、どちらかへの方向性が確認できてからの方がよいでしょう。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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