反発も上値重いー2022年4月26日の日本株

4月26日の日本株

4月26日の日本株は、上昇して始まった後は上値の重い展開となり、日経平均株価の終値は前日比109円33銭高の26700円11銭でした。
TOPIXは小幅高、マザーズ指数は2%超の上昇となりました。

値上がり銘柄2291に対し値下がり銘柄1495と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は11、年初来安値更新銘柄は77でした。

ADA指数はマイナス10.0%となり、前日のマイナス2.5%からマイナス幅が拡大しました。資源・エネルギー関連株や非鉄金属株など、上昇トレンドをキープしていた保有株が軒並み移動平均線割れとなったため売却したことなどによるものです。買いより空売りの方が多いロング・ショートの状態となっています。

1日の反発のみで底打ちと判断するのは危険

個別銘柄をみると、上昇トレンドをキープしていた資源・エネルギー関連株や非鉄金属株、商社株、銀行株といった強い動きだった銘柄が軒並み崩れていて、大部分の銘柄が移動平均線割れで下降トレンドとなっています。

そんな中、本日は成長株が大きめの反発を見せていますが、まだ25日移動平均線を超えるには至っていない状況です。

さて本日、成長株が反発したことにより、成長株の底打ちを感じる人もいるかもしれません。しかし今の相場環境においては、1日の反発のみをもって底打ちと判断するのはかなり危険です。

なぜなら、例えば今晩のアメリカ株が大きく下落したならば、日本株も大きく値を下げ、本日の反発を帳消しにする下落となる可能性も大いにあるからです。

ただでさえ、今は明確なトレンドが描けず、方向感に乏しい展開です。そんな中、1日単位での上げ下げに一喜一憂していると、結局は日々の株価の変動に翻弄されてしまい、余計な売買を行って損失が拡大してしまいます。

ですから、私であれば25日移動平均線の下でどんなに反発しても、基本は25日移動平均線を超えるまでは手を出さないようにしています。例外的に5日移動平均線超えだったり、直近安値割れを損切りに買い向かうこともありますが、いずれにせよ、どうなったら損切りするかを事前に決めたうえで行動しています。

明確なトレンドが出ない中、買っては損切りが繰り返されると気も滅入ってしまいますが、だからといって損切りを嫌って値下がりした株を持ち続けた結果、さらに株価が大きくさがって塩漬け株になってしまうことは絶対に避けなければいけません。

先行き不透明な状況は続いていますので、買うならば損切りのルールはしっかりと守る、そして無理に勝負せず小さいポジションでの買いにとどめるなど、大きく負けないことを最優先でこの難局を乗り切っていきたいものです。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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