今日の日本株(2016年2月15日)

<今日の日本株>
2月15日の日本株は先週までの急落から一転して大幅高となり、日経平均株価の終値は16022円58銭と、先週末比でなんと1069円97銭高となりました。1日で15000円台をすっ飛ばして上昇したことになります。
今日のADA指数は9.0%(先週末は△9.3%)となり、2月4日以来久々にプラス圏に復帰しました。先日に記した通り、25日移動平均線を上回った銘柄を新規買いしたり、下降トレンドながら売られすぎの好業績株を買い向かったりしたためです。

<あまりにも上昇スピードが急すぎる>
しかし、本日の1000円超という日経平均株価の上昇幅は、スピードが速すぎます。現時点で日経平均株価の25日移動平均線はおよそ16900円です。当面の戻りはひとまず25日移動平均線近辺までと考えていますから、今日時点であと900円しか上昇余地がないこととなります。本当は、2~3週間くらいかけて、ゆっくり上昇してほしいと思います。そうすれば、強い銘柄は日経平均株価をはるかに凌駕する上昇率が期待できるからです。これが、数日で反発が終わってしまえば、個別銘柄も大して上昇せずに終わってしまいます。

<今日は絶好の買いタイミングのはずだが・・・>
今日は、大幅高で寄り付いたものの、寄り付き近辺が高値でそこから下落してしまう銘柄も目立ちました。日経平均株価が1000円以上も上昇したにもかかわらず、前場の寄り付きで買ってもほとんど利益を得ることができなかった銘柄が多かったのではないでしょうか。
私は、リバウンド狙いや底値買いをするには今日の寄り付きは絶好のタイミングだと思いましたが、それでも結果として高値掴みになってしまっているのが実情です。

<客観的な損切り価格が設定できるタイミングでの買いを>
私は、売られすぎの好業績銘柄をピックアップして、12日の安値を損切り価格に設定したうえで本日新規買いするつもりで準備していました。しかし、朝方の寄り付き前の気配をみると、軒並み12日の終値から15%とか20%近く高い水準での買い気配となっていて、結局買いを見送った銘柄がかなりありました。上昇トレンドに転じたなら話は別ですが、さすがに下降トレンドかつ底値から20%も上昇したタイミングで買うことは私にはできません。
もちろん、今日で反発が終わったとは思いませんが、すでに日経平均株価は12日の安値から今日の高値まで、1300円近くも反発してしまっているのです。下手をすると、ここからの上値はほとんど残っていないかもしれません。
ですからここからの買いは、客観的な損切り価格が設定でき、かつ損切りとなった場合の損失率が大きくならないようなタイミングで買うことを心掛けるべきだと思います。具体的には次のとおりです。私は原則としてはイ.ですが、今のような急落後の反発局面ではア.も併用しています。
ア.直近安値から10%以内の反発局面で買い、直近安値割れで損切り(損失率10%以内でほぼ収まる)
イ.25日移動平均線を超えた直後に買い、25日移動平均線割れで損切り(25日移動平均線からのプラスかい離5%前後で買えば損失率10%以内でほぼ収まる)

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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