<今日の日本株>
受け渡し日ベースで新年度入りとなった本日(12月28日)の日本株は反発し、日経平均株価は104円29銭高の18873円35銭となりました。
本日際立ったのは新興市場株の動きで、マザーズ指数は約4%の上昇となりました。本日の値上がり率ランキングをみると、新興市場株中心に大幅高の銘柄が目立ちます。場中に株価を見ることのできる個人投資家にとっては、さながら今日は「新興市場株祭り」だったことでしょう。
<上昇トレンド転換を果たした銘柄は非常に少ない>
本日のADA指数は28.1%となり、先週末の24.9%から少し上昇しただけです。つまり、本日は新興市場株が大幅高したものの、新規買いをしたものは少なかったということです。確かに本日安値から切り返して大幅高になった銘柄は非常に多かったものの、25日移動平均線の下での反発に過ぎず、まだリバウンドの域を超えていないからです。
ここから株価が順調に上昇して25日移動平均線を明確に超えた段階で買い直しを実行するつもりです。
ADA指数が示す通り保有株が少ない中での株価上昇でしたが、フィンテック関連銘柄など保有している新興市場株の大幅高により、含み益はそれなりに増加しました。
今日の動きを見る限り、実質新年度入りに伴い、個人投資家からの換金売りは収まったように思います。明日以降も株価が順調に上昇して、よい年末年始を迎えたいものですね。
足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。