新規買いのタイミング(シノケングループ(8909)の例)

<新規買いのタイミングはいつだったのか>
シノケングループ(8909)は、月足チャートをみると明らかに長期上昇トレンドが続いていますが、6月に高値をつけたあと、半年近く調整を続けていました。
しかし、12月17日に株価が急騰して上昇トレンドに転換、そこから株価上昇が続き、6月の高値を一気に更新してきました。
では、このシノケングループをいつ新規買いするのかといえば、上昇トレンドに転換した17日の翌日の18日の寄り付きです。あるいは、17日の場中に明らかに25日移動平均線を超えているのを確認できた段階で買ってもよいでしょう。

<長期上昇銘柄を下降トレンド転換で売り上昇トレンド復帰で買い直す>
何度も繰り返し申し上げていますが、今は「強い銘柄がいつまでも強い」相場です。とはいえ、長期的に上昇トレンドが続いていても、数ヶ月~1年程度の調整が入ることは日常茶飯事です。
したがって、強い動きの銘柄が下降トレンドに転じたら一旦は保有株を売却しますが、その後株価の動きは毎日ウォッチします。そして、再度上昇トレンドに転じるタイミングを見計らって買い直しをするのです。
この方法は、仮に株価が天井を付けた場合は天井付近で売ることができ、まだ株価に上値が残っている場合は上昇トレンド転換時に買い直して再度上昇の波に乗ることができます。実際に私が実践している方法ですが、攻めと守りを兼ね備えた素晴らしい手法だと思っています。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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