今日の日本株(2015年12月17日)

<今日の日本株>
今日の日本株は、昨日のFOMCにて予想通り利上げが実施されたこと、今後の利上げペースが緩やかになるものと予測されたことを受けて上昇したアメリカ株の流れを引き継ぎ、日経平均株価が303円65銭高の19353円56銭と急上昇しました。
指数だけでなく、多くの個別銘柄も上昇しています。

<今日の投資行動>
私は、今日の上昇により25日移動平均線を明確に上回ってきた銘柄につけていたヘッジの空売りの外しを中心に行いました。新規買いも多少実行しましたがそれほど多くありません。
それでも、ADA指数は昨日の21.9%から本日は44.1%まで大きく上昇しました。
まだ下降トレンド中の銘柄も多いですが、明日以降上昇トレンドへの転換を果たす銘柄がさらに増えれば、ADA指数もさらに上昇します。

<急落に買い向かっているといつか破滅する>
ところで、12月14日、15日の日本株急落では、私は保有株を大きく減らしていましたが、個人投資家のブログなどをみると、「恐怖に打ち勝って急落の中を買い向かった結果大成功した」というものも目立ちます。
しかし、14日、15日の急落で買い向かうようなことを繰り返していると、いつかは大ケガをしてしまいます。
確かに、14日、15日の急落時に買い向かえば、9割はうまくいくでしょう。でも、残りの1割で大きく損をしてしまうのです。
急落時に買い向かうという手法は、暴落が起きなければ非常に高いリターンを叩き出す一方、たった1回の暴落ですべてが水の泡になります。
私の投資手法は「いかに大きく勝つか」ではなく、「いかに負けを小さくするか」に重きをおいています。つまり、「1000万円が5年で1億円になるかもしれないが500万円に減ってしまうかもしれない」方法ではなく、「1000万円を5年で3000万円に増やすことを目標にするが、どんなに暴落がおきても1000万円を減らすことは避ける」方法です。今後暴落が起きた時、私の投資手法が正しいことが証明されると思っています。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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