ADA指数の効果的な活用方法

私は、順張り派、いわゆる「トレンドフォロワー」です。つまり、トレンドに逆らわずに、トレンドに従って売買するという手法をとっています。
ですから、日本株全体が上昇局面にあるときは、おのずと私の投資金額も大きくなりますし、逆に調整局面にあれば投資金額は縮小します。

もし、ADA指数の効果的な活用方法があるとすれば、次のようなものがあるかな、と思っています。
それは、ADA指数と、皆さんご自身の投資金額の投資可能資金に占める割合と比べてみるのです。
例えば、ADA指数が連日70%超えにもかかわらず、ご自身の投資金額が、投資可能資金の10%しかない、というのであれば、完全に相場に乗り遅れているといえます。

逆に、ADA指数が20%以下にもかかわらず、自身の投資金額が投資可能資金の70%を超えているような場合は、調整局面にもかかわらず投資しすぎていることになります。そこからさらに調整が深くなれば、多額の損失を被ってしまう危険が大いにあります。

もしこれをお読みの皆さんが逆張り派ではなく順張り派であるならば、もしADA指数と自身の投資比率(=投資金額÷投資可能資金)とが大きくかけ離れている場合、売買のタイミングが適正なタイミングより多少ずれている可能性が高いと考えられます。

私の投資手法が100%正しいとは思いませんが、「いつも上昇相場に乗り遅れる」とか「ひとたび大きめの調整局面がくるとあっという間に大損してしまう」という方は、拙著「株を買うなら最低限知っておきたい 株価チャートの教科書」や楽天証券コラム(右サイドにリンクが貼ってあります)の過去の連載を読み直すなどして、正しい売買タイミングを身に付けるようにしてください。もちろん、本ブログでも順次お伝えしていきます。

足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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