10月3日の日本株

週末10月3日の日本株は、寄り付きから上昇しその後も上げ幅を大きく広げる展開となり、日経平均株価の終値は前日比832円77銭高の45769円50銭と大幅高となりました。
TOPIX、東証グロース市場250指数も大きく上昇しました。

値上がり銘柄2868に対し値下がり銘柄1188と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は7でした。

ADA指数は22.9％となり、前日の22.9％と変わらずでした。個別株に下降トレンド銘柄が多く、新規の買いは控えました。

高市新総裁誕生はポジティブサプライズに

個別銘柄をみると、アドバンテスト（6857）、ソフトバンクグループ（9984）などが高値更新となりましたが、日経平均株価が史上最高値に迫る水準まで上昇している割には年初来高値更新銘柄は少なく、個別銘柄は下降トレンドのものがまだ多数派です。

ただ、週末の自民党総裁選にて高市早苗氏が当選し、これはマーケットが織り込んでなかったポジティブサプライズとなりましたから、週明け以降、日経平均株価だけでなく個別銘柄も再びの上昇トレンドになるかどうか、注目したいと思います。

「高市トレード」がいつまで続くかは分かりませんが、もしある程度の期間続くと思うのであれば、押し目を待っても押し目が来ない可能性もありますから、リスク承知である程度は飛び乗って買うということも一案と考えます。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。