9月5日の日本株

週末9月5日の日本株は、寄り付きから大きく上昇し、その後伸び悩んだものの大幅なプラスで引けました。日経平均株価の終値は前日比438円48銭高の43018円75銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2666に対し値下がり銘柄1362と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は250、年初来安値更新銘柄はゼロでした。

ADA指数は40.6％となり、前日の39.8％から少し上昇しました。上昇トレンド銘柄の新規買いを少量行ったことによるものです。

石破首相退陣のニュースが週末に発表

個別銘柄をみると、年初来高値更新銘柄がかなり増加していますが、一方で下降トレンド銘柄も約3割あり、必ずしも全面高になっているわけではありません。
強い銘柄はより上昇するが、弱い銘柄は上昇しない、という状況が引き続き続くと思われますので、下降トレンドに転じたものはいったん売却しておくのが賢明と感じます。

また、週末に石破首相が退陣するニュースが報道されました。これについてはまだ株価には織り込まれていませんが、朝方の海外の先物の動きや為替市場の動きを見ると、先物は大幅に上昇、為替レートも円安に振れており、週明けのマーケットは高く始まると思われます。

ただ、首相退陣は想定の範囲内といえ、それほどのサプライズではないと思いますから、特段の対処は必要なく、いつも通りのルールに従って行動すればよいでしょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。