5月16日の日本株

5月16日の日本株は、寄り付き後下げたもののそこから切り返し、日経平均株価の終値は前日比1円79銭安の37753円72銭でした。
TOPIXは小幅高、東証グロース市場250指数は上昇しました。

値上がり銘柄2197に対し値下がり銘柄1841とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は65、年初来安値更新銘柄は12でした。

ADA指数は36.1％となり、前日の36.7％から少し低下しました。保有株の一部を売却したことによるもので、全体的な戦略はそのまま変更なしです。

25日移動平均線をキープできるか

個別銘柄をみると、引き続き高値更新銘柄も少なくなく、強い銘柄は上昇を続けているという感触です。ただ、25日移動平均線超え銘柄が5月12日をピークに徐々に減少してきており、すでに1週間で500銘柄が25日移動平均線割れとなっています。

このように、銘柄間で強弱が異なっているため、移動平均線を今の時点でいち早く割り込んでいるものはかなり弱い部類に入りますから、安易に我慢して持ち続けるのではなく、一旦売却するのが良いのではないかと思います。

今週は日経平均株価が本格的な調整局面に入るかどうか、そして25日移動平均線をキープできるかどうかに注目したいと思います。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。