3月21日の日本株

3月21日の日本株は、寄り付き下げて始まった後上げに転じるも、引けにかけて再び売られ、日経平均株価の終値は前営業日比74円82銭安の37677円06銭でした。
TOPIXは上昇、東証グロース市場250指数は小幅に上昇しました。

値上がり銘柄2211に対し値下がり銘柄1837とほぼ拮抗、昨年来高値更新銘柄は87、昨年来安値更新銘柄は3でした。

ADA指数は37.8％となり、前営業日の37.3％とほぼ変わらずでした。多少の新規買いを行った程度で、基本は売買を行っていません。

銀行株の強さが際立つ

個別銘柄をみると、三菱UFJフィナンシャル・グループ（8306）、りそなホールディングス（8308）、三井住友フィナンシャルグループ（8316）といった銀行株が軒並み高値更新となり、銀行株の強さが目立ちました。

また、特筆すべきはTOPIXがボックス高値を超えてきたことです。日経平均株価が25日移動平均線を下回っているのに比べるとかなり強い状態です。

銀行株の強さがTOPIXの強さにつながっているという印象ですが、ボックスの上限を超えて上昇するとなれば、その流れにはしっかりとついていきたいと思います。

現状、日経平均株価は25日移動平均線を割り込んでいますが、これが25日移動平均線を明確に超えてくるようであると、全面高に近い展開も期待できるのではないかと感じています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。