3月4日の日本株

3月4日の日本株は、寄り付き後大きく下落し、日経平均株価は一時36800円台まで値下がりしました。その後切り返したものの終値も前日比454円29銭安の37331円18銭と大きくマイナスで引けました。
TOPIXも下落、東証グロース市場250指数も2％近い大幅下落となりました。

値上がり銘柄1268に対し値下がり銘柄2758と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は32、昨年来安値更新銘柄も32でした。

ADA指数は16.4％となり、前日の14.3％から少し上昇しました。日経平均株価は大きく下がりましたが私自身の保有株は上昇するものが多かったので保有株の売却はあまり生じませんでした。逆に株価が強い銘柄の新規買いを少量ながら行いました。

重工系銘柄が強い

個別銘柄をみると、IHI（7013）が高値更新となり、他に三菱重工業（7011）や川崎重工業（7012）も強く、いわゆる重工系銘柄に強い動きが目立ちました。

日経平均株価は月曜日の反発を一時帳消しにする下落となり、軟調な動きが続いていますが、個別銘柄は全面安とはなっておらず、全体の半数弱の銘柄は上昇トレンドとなっています。

引き続き、日経平均株価のさらなる下落が個別銘柄に波及し全面安になる可能性には注意しつつ、足元はポジションを膨らませすぎないようにしつつ、上昇トレンドの個別銘柄は保有継続すればよいと考えています。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。