2月21日の日本株
3連休を控えた2月21日の日本株は、寄り付き下げて始まった後は切り返してプラス引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比98円90銭高の38776円94銭でした。
TOPIXも小幅高、東証グロース市場250指数は下落しました。
値上がり銘柄1650に対し値下がり銘柄2343と値下がり優勢、昨年来高値更新銘柄は18、昨年来安値更新銘柄は53でした。
ADA指数は31.9%となり、前日の36.5%から低下しました。保有株のうち株価下落したものを売却したことなどによるものです。
日経平均先物が大幅安に
個別銘柄をみると、状況は少しずつ悪化していますが、やはり最も弱いのがプライム銘柄です。ただ、グロース銘柄も、ピークから1週間ほど過ぎ、25日移動平均線超え銘柄はだいぶ減少しています。そして、昨年来安値更新銘柄がじわじわ増加しているのも気がかりです。
また週末のアメリカ株下落や円高進行等に伴い、日経平均先物が大きく下落、38000円近辺で週明けは寄り付きそうです。38000円というレベルは昨年9月から5か月間続いているボックス相場の下限近辺ですから、今回もここで止まるかどうかが要注目です。
もしここで下げ止まらないとすると、5か月のボックス相場でだいぶエネルギーがたまっていると思われますから、大きな下落に発展する可能性もあり、最大限の注意が必要です。
もしボックス下限近辺で逆張り気味に買うとしても、ボックスを明確に下放れたら、すみやかに撤退するようにすべきでしょう。
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10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。