12月23日の日本株

週明け12月23日の日本株は、寄り付きから大きく上昇して始まり、朝方伸び悩んだもののそこから切り返しました。日経平均株価の終値は先週末比459円44銭高の39161円34銭でした。
TOPIXも上昇、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2456に対し値下がり銘柄1601と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は33、年初来安値更新銘柄は42でした。

ADA指数は37.9％となり、先週末の27.7％から上昇しました。株価上昇に伴い新たに上昇トレンドに転じた可能性があるものを中心に新規買いをしたことなどによるものです。

やはり全面高とは程遠い展開

個別銘柄をみると、値上がり銘柄が全体の6割ほどを占めているものの、日経平均株価がこれだけ上がったにもかかわらず、値下がり銘柄が全体の4割に上っています。

やはり引き続き、全面高とは程遠い展開が続くのではないかとみています。

日経平均株価は25日移動平均線を超えましたが、結局は9月から横ばいの動きが続いていて、25日移動平均線を超えたからといって安易に買うと、そこから伸びずに損失となってしまう、という状態です。

引き続き、二極化相場の状況となっていますので、上昇トレンドの銘柄のみに絞って投資対象とするとともに、どこまで下がったら売却するかを決めておくことが有用です。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。