12月16日の日本株
12月16日の日本株は、寄り付き高く始まった後は売り物に押され、小幅安で引けました。日経平均株価の終値は先週末比12円95銭安の39457円49銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。
値上がり銘柄1572、値下がり銘柄2472と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は34、年初来安値更新銘柄は47でした。
ADA指数は44.5%となり、先週末の51.2%から低下しました。保有株の中に大きく下落するものが目立ち、移動平均線割れとなったものを売却したことなどによります。
全面高に全然ならない
個別銘柄をみると、引き続き二極化相場の様相を呈しており、かつ先週木曜日につけた日経平均40000円超えで頭打ちになっており、全体としては日経平均株価に比べかなり弱い動きに感じます。実際、私の保有株の中にも大きく値を下げるものが目立ってきており、全面高とは程遠い状況です。
また、下降トレンドから上昇トレンドに転じたと思われる銘柄の買いも行っていますが、結局株価が伸びずに頭打ちとなり反転下落してしまうものが多く、日本株全体が新たな上昇トレンドに入ったという兆候は感じられません。
全体の半数近くが25日移動平均線を超えていますから弱気とまではいきませんが、利益が得られにくい状況が続いていますので、無理をして大きな利益を狙うべき場面では引き続きないと感じます。利益より大きな損失の回避が優先されるべき局面です。
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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。