12月5日の日本株
12月5日の日本株は、寄り付き大きく上昇して始まったものの、その後は売り物に押される展開となり、日経平均株価の終値は前日比119円21銭高の39395円60銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数は小幅に上昇しました。
値上がり銘柄2168に対し値下がり銘柄1820とやや値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は52、年初来安値更新銘柄は32でした。
ADA指数は48.1%となり、前日の52.8%から低下しました。株価下落した保有株の売却をしたことなどによります。
高値掴みに注意
個別銘柄をみると、リクルートホールディングス(6098)など高値更新となる一方、年初来安値更新銘柄もそこそこ生じていて、引き続き強い銘柄と弱い銘柄が混在する二極化相場となっています。
私自身、銘柄をかなり細かく分散して保有しているため、上昇トレンド銘柄のみ保有しているとはいえ、なかなか利益が増えない状況が続いています。ピンポイントで強い銘柄に集中的に投資できていないと、パフォーマンスは日経平均株価の動きと類似して横ばいになってしまうと思われます。
ただ、集中投資は失敗したときのダメージが大きくなりますし、強い銘柄に飛び乗ると、今のような横ばい相場では高値掴みにつながってしまいますので十分な注意が必要です。
上昇トレンド銘柄を、株価が安い日に買ったり、上昇トレンド転換直後の銘柄を買うなどして、できるだけ安く買い仕込めるようにしましょう。
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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
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