11月27日の日本株

11月27日の日本株は、寄り付きから下げて始まり、日経平均株価は一時38000円を割り込む展開となりました。終値は前日比307円03銭安の38134円97銭でした。
TOPIXも下落、東証グロース市場250指数は小幅下落となりました。

値上がり銘柄897に対して値下がり銘柄3131と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は23、年初来安値更新銘柄は58でした。

ADA指数は24.3％となり、前日の24.7％からほぼ変わらずでした。新規買いおよび保有株の売却の両方が発生し、トータルでみたポジションはほぼ変わらず、という状況です。

東証グロース市場250指数が底堅い

個別銘柄をみると、年初来安値更新銘柄がじりじりと増加しており、マーケット環境全般でみるとあまりよくありません。自動車株などが大きく売られているなど、円高進行もあり輸出関連株は軟調な展開です。

一方、成長株や内需系銘柄、円高メリット銘柄は底堅いものが多く、ニトリホールディングス（9843）など、底打ちから反転上昇の兆しがみえるものもあります。

積極的に利益を狙いに行く状況ではないものの、近年のパフォーマンスが良くなかった銘柄が反転上昇となれば、大きな上昇も期待できます。株価が値下がりを続けているものには手を出すべきではありませんが、反転上昇して上昇トレンドに転じた可能性がある銘柄については拾っていくのも悪くないでしょう。

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足立武志

1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』（ダイヤモンド社）など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用ＥＸＰＯなどセミナー講師多数。