11月14日の日本株
11月14日の日本株は、寄り付き高く始まったもののその後は売りに押され、マイナス引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比185円96銭安の38535円70銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も下落しました。
値上がり銘柄1412に対し値下がり銘柄2607と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は41、年初来安値更新銘柄は44でした。
ADA指数は35.2%となり、前日の31.1%から上昇しました。ヘッジ空売りの買戻しなどがあったことによります。
銘柄間の格差が広がっている印象
個別銘柄をみると、FPG(7148)、りそなホールディングス(8308)など高値更新となる銘柄もある一方、年初来安値更新銘柄数が年初来高値更新銘柄数を超えており、決算発表をきっかけに大きく売られる銘柄がかなり目立ちます。
様々な銘柄のチャートをみても、右肩上がりのものもあれば右肩下がりのものもあり、銘柄によりまちまちな動きで、これが日々顕著になっているように感じます。
全体で見れば弱含みといった印象ですが、上昇トレンドの銘柄も4割強ありますので、それらの銘柄は保有継続し、下降トレンドに転換したらいったん売却、という形にして、大きな損失を避けつつ利益を狙うのがよいと思います。
特に、決算発表で急落したような銘柄は、業績が悪化しているわけですから、安易な逆張り買いは慎んだ方が無難でしょう。
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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。
10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。
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