日本株下げ止まれずー2019年5月13日の日本株

<今日の日本株>
週明け5月13日の日本株は、先週末の米中株の反発にもかかわらず朝から終日弱い展開となりました。日経平均株価の終値は先週末比153円64銭安の21191円28銭でした。
TOPIX、マザーズ指数も下落しました。

値上がり銘柄1174に対し値下がり銘柄2563と値下がり優勢、年初来高値更新銘柄は60、年初来安値更新銘柄は403でした。

ADA指数はマイナス4.1%となり、先週末のマイナス3.6%からほぼ変わらずでした。決算発表等で急落した保有株を売却したり、逆に急騰した空売り銘柄を買い戻したり、強い銘柄について新規買いしたりしました。それらをトータルしてほぼ変わらずというポジションです。

 

<短期的には「売られすぎ」だが・・・>
個別銘柄をみると、ジェイエイシーリクルートメント(2124)が高値更新となるなど、強い銘柄も意外と存在します。一方、年初来安値更新銘柄は400に達するなど、弱い銘柄の数が強い銘柄をはるかに上回っています。

先週末のアメリカ株や中国株が反発しましたので日本株もさすがに反発すると思い、先物売りを半分利食いてしまったのが残念ですが、短期的にはいつ下げ止まってもおかしくない水準にあります。

したがって、現時点から一気に保有株を売るとか、空売りを大量に仕掛けるというのはそれはそれでリスクが高いです。あくまでも保有株売却や新規空売りは、25日移動平均線を割り込んだらすぐに行うべきであり、下降トレンドになって株価の下落が止まらなくなってから行動したのでは遅すぎます。

私自身、ここからどんどん新規空売りを積み増すということはしません。ただ、明日以降も相場環境が悪ければ、保有株を売却することになりますから、結果としてロング・ショートのうちロングが減り、ショートが増え、売り優勢のポジションになっていきます。

上昇トレンドが続く強い銘柄はそれなりにありますから、それらまで弱気になる必要はありません。でも、下降トレンドの銘柄は、下降トレンド転換直後に売っておかないと、さらに株価が値下がりして悲惨な結果になってしまいます。

今は勝つのはまず無理な相場環境です。とするならば、いかに負けを減らすかを第一に考えるべきです。下降トレンド真っ只中の銘柄を「割安」と喜んで買っている人も少なくないようですが、本格的な下落になれば、それらの買いはあっという間に多額の含み損をかかえ、ぐうの音も出なくなってしまいます。

かならず将来チャンスはきます。そのチャンスが来るまでに、小さい損失で乗り切ることのできた投資家こそが、チャンスをものにして資産を大きく増やすことができるのです。
くれぐれも、資産を大きく増やすチャンスとは絶対に言えない今のような相場環境で、無理をして勝とうとは思わないでください。

 

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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