「石破ショック」も想定内で収まるー2024年9月30日の日本株

9月30日の日本株

9月30日の日本株は、寄り付きから大きく下落し、その後も終日軟調な展開となりました。日経平均株価は先週末比1910円01銭安の37919円55銭と5%近い急落、一時下げ幅は2000円を超えました。
TOPIX、東証グロース市場250指数も大きく下落しました。

値上がり銘柄625に対し値下がり銘柄3543と全面安に近い展開、年初来高値更新銘柄は23、年初来安値更新銘柄は5でした。

ADA指数は48.0%となり、先週末の49.6%から少し低下しました。株価急落に伴い売却した銘柄がある一方、新規に購入した銘柄もあり、トータルでは若干のポジション減少にとどまっています。

ひとまず想定内の動きで収まる

個別銘柄をみると、日経平均株価が5%近い急落となった割には底堅い銘柄も多く、値上がり銘柄もそれなりにあり、確かに急落はしましたが、覚悟していたほどの損失とはならず、想定内の動きで収まった感があります。

週末時点で日経平均先物は日経平均株価から2400円ほど下がっていましたが、30日はそこまで下がることはありませんでした。また、ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)など、日経平均株価に採用されていて、かつ日経平均株価への影響度が高い銘柄の下げが大きく、それ以外の銘柄については驚くほどの下げとなった銘柄はほとんどありませんでした。

これはもともと自民党総裁選で高市氏勝利を見込んでいた買いが、先物中心であったため、その買いの手じまいも先物中心となり、個別銘柄への影響はそれほどひどくはなかった、ということでしょう。

無論ここから下げが続けば警戒が必要ですが、日経平均先物の先週末の安値を割り込まなければ、「石破ショック」はひとまず織り込んだとみて、上昇トレンド銘柄を保有するといういつも通りの行動を続けてよいと思います。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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