反発後の押し目の有無に注目ー2024年8月9日の日本株と今週の投資戦略

8月9日の日本株

3連休を控え、オプションSQの8月9日の日本株は、日経平均株価が寄り付き大きく上昇して始まった後、後場に入り一時1000円近く下落したもののその後持ち直してプラス引けとなりました。日経平均株価の終値は前日比193円85銭高の35025円00銭でした。
TOPIX、東証グロース市場250指数も上昇しました。

値上がり銘柄2878に対し値下がり銘柄1272と値上がり優勢、年初来高値更新銘柄は14、年初来安値更新銘柄は12でした。

ADA指数はマイナス8.9%となり、前日のマイナス7.1%からやや低下しました。買った株の動きが弱いため一旦外したことによるものです。株価の強さを見て、再び買い直すかどうか判断するつもりです。

できれば押し目を待ちたいが

個別銘柄をみると、サンリオ(8136)が連日の高値更新となるなど、一部に強い銘柄もありますが、依然として大部分の銘柄は急落後のリバウンドにとどまっており、下降トレンドのままです。

とはいえ、底値からは結構な反発を見せているものが多く、25日移動平均線超えを待っているとすでに底値から大きく上昇した時点で買わないといけない、かといって今このタイミングで買った場合、損切り価格の設定が難しく、なかなか手を出しづらいというのが現状です。

強い銘柄は25日移動平均線超えを果たしていますので、これらの銘柄に買いを入れつつ、株価が大きく下落したあとリバウンドをしている銘柄については、できれば押し目を待って買いたいと思っています。

1987年のブラックマンデー時の急落の際も、リバウンドしたあと底割れした後で上昇に転じましたので、今回についてもそのような可能性もあるとみて、リバウンドの上昇中にあまり買いすぎないようにしたいと考えています。

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足立武志
1975年神奈川県生まれ。足立公認会計士・税理士事務所代表、株式会社マネーガーディアン代表取締役。株式投資・資産運用に精通した足立公認会計士・税理士として、個人投資家への有益な情報発信に努めている。

10万部超ベストセラーの『株を買うなら最低知っておきたい ファンダメンタルズ投資の教科書』(ダイヤモンド社)など著書10冊超。楽天証券「トウシル」でのコラム連載11年、570回超。日本経済新聞社、楽天証券、マネックス証券、日本取引所グループ、資産運用EXPOなどセミナー講師多数。

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